39名のフィンランド人作家が、森をテーマにそれぞれが思い描くイメージを木版画を通して絵本や作品に表現した展示です。
今回は、京都にゆかりのある木版画家トゥーラ・モイラネンさんを含む展示参加作家の中から9名の方が来日されており、25日のオープニングパーティーでは、版画やフィンランドにゆかりのある方が山崎書店さんに集い、作家さんを交えてとても賑やかな雰囲気の中、作品についてお話しをしていらっしゃいました。
トゥーラさんは、京都の美大で木版画を学ばれた後、左京区に在住して制作活動をしていたこともあり、日本語がとてもお上手な陽気で楽しい方でした！

私はフィンランドを何度か訪れたことがあり、現地の美術館で目にしたフィンランド人作家が用いる色づかいについて、とても深い印象を持っていました。
今回の作品展でも、あたたかみがあってビビッド、また、冬の厳しい寒さを表すような深く落ち着いた色あいの作品を目にしました。
森がテーマの展示ということもあり、フィンランドの豊かな自然をモチーフに、暖かい季節の森や暗くて凍りそうな寒い森、動物たち、花、虫、人間などが木版画で表現されています。

今回の京都での展示を終えた後は、ハワイで巡回展が開催されるそうです！
日本ではこれだけの点数のフィンランドの作家さんの作品を無料で見る機会はなかなかないです。ぜひ、この貴重な機会に足をお運びください！