ゲレンデが溶けるほどのロマンスをアナタに！

城山（瑛太）・小鳩（玉山鉄二）・神沼（青木崇高）の“雪猿”3人組は冴えない町営スキー場の“何でも屋”。雪山でやりたい放題の日々を過ごしている陽気な“雪猿”だが、それぞれ《ワケ有り》の過去と《栄光》を持っていた。そんな彼らの前に挙式を三日後に控えた全くスキーのできない花嫁（田中麗奈）が現れる……。

　雪猿たちを描いたこの作品は、派手なスキーパフォーマンスを始め、スノーモービル、パラグライダーと、アクションも充実。なかでも雪猿たちが、アラブから手に入れたキヤノン砲で表層雪崩を起こし、その斜面にシュプールを描くというぶっ飛びのスキーシーンが豪快だ。ちょっぴり切ない恋愛模様や、青春群像もしっかりと盛り込まれており、見応え十分。特にラストのモーグルシーンはもう最高ッ！　いじけた過去に決別するかのように滑りまくる雪猿野郎に感動せよ！

笑って泣いてハラハラドキドキ！
スキーが好きーな人もそうでない人も是非。ゲレンデ（劇場）でお会いしましょう！
text by...  茶柱達蔵

2008/01/31